2019.10.31
2階のガラスの和室「美庵(びあん)」内にて、江戸時代の京にて活躍した絵師・伊藤若冲の作品にインスパイアされたスカジャンの展示を行っています。
※展示のスカジャンは、伊藤若冲「群鶏図」にインスパイアされ、クリエイティブディレクター水野学氏(good design company代表)がデザインしたものです。水野氏は、日東堂のクリエイティブディレクションを手がけています。
この度展示するのは、伊藤若冲が得意とした、写実的で繊細なタッチと強い彩りを放つ華美な着色が融合したユニークな画風や、ダイナミックで生き生きとした構図がいかんなく活かされた代表作の一つ「群鶏図」を、日本の刺繍職人の手業で忠実に再現し、丁寧に仕立てたスカジャンです。
横須賀ジャンパー、通称「スカジャン」は、第2次世界大戦後、横須賀基地に駐留したアメリカ兵が、土産用にジャンパーに和風の刺繍を入れたことが誕生のきっかけで、日本発祥の洋服とも言われています。刺繍の完成度の高さや、大胆なオリエンタル柄が特長のスカジャンに、「群鶏図」がインストールされ、その奇跡のマッチングから、日本文化の奥深さを新たに発見できる作品です。
スカジャンを展示する和室「美庵」は四方がガラス張りとなっているため、左右360°どのアングルからでも緻密で繊細な刺繍をご覧いただけます。
[日時]2019年7月1日(月) – 7月31日(水)
[場所]日東堂2階 美庵(びあん)
[内容]京に生まれた「奇想の画家」、伊藤若冲にインスパイアされたスカジャン展示
[入場料]無料